読んだ本等の感想
ストーンサークルの殺人(MWクレイヴン)

これは…。 最初の殺人描写が怖すぎてそこだけで「これはあかん」と思いました。 まだ読み終わってないから犯人も事件の全容もわかりません。忽然とあらわれた連続焼殺魔イモレーションマンの正体とは…。 1作完結の3作シリーズらしい。全部読むかも…ていうかオーディオブック(audible)なんですけど、本の表紙のデザインもかっこいいですね。 途中でも面白いの確定なため取り急ぎ。

追記(2023.10.9)読み終わりました。
好きなキャラはやっぱり主人公のポーですかね。ハードボイルドな熱い漢なんですよ。ググってみると相棒のティリーが人気みたいですが、自分的にはあんまり… ただポーと役割がうまくハマってはいます。 長くミステリー小説は読んでなかったので、手がかりから謎を手繰っていく気持ちよさを思い出しました。 2作めのブラックサマーの殺人ももう読み始めています。作者は長く軍隊にいたらしく、どちらも(おそらく全作)鬼気迫る暴力描写や殺害、遺体の描写が 強いスパイス的に効いているので、そのへん苦手な人にはアレかもしれません。
アソトマソ(映画)

ディズニープラスを解約する前になにか見るかと思い、前に知り合いが「マーベルの中では面白かった」と評していたこれを見ました。 ストーリーはずばり悪を倒す!家族愛!です。なんか小さくなってミクロの冒険して敵の中に入り込んでやっつけるんだろ~と決めつけてかかっておりましたが、 その通りでした。それだけだとやり尽くされているような話ですけど、アリさん軍団をピクミンのように操るという 能力もあって、色々手伝ってもらうところが新しい。
あとは、羊が小さくなる実験に失敗して、小さいガムみたいになっちゃうシーンがやや怖いが…濃厚なラブシーンとか下ネタはありませんでしたので 虫OKなら多分家族でも楽しめます。(マーベル系は全部ラブシーンないのか?)
2023年8月17日
プロジェクトヘイルメアリー(アンディ・ウィアー)

最高に面白いと話題になったSF超大作。
地球はある問題で急に寒冷化しており、詳細省くがかなり地獄絵図のようになっている。これを救うために、人類は超国家的にある技術を使った恒星間航行ロケットを死にものぐるいで開発し、主人公たちに望みを託したのだった…!というお話ですが、片道切符の宇宙船内、クルーは自分以外死んでいて自分も記憶喪失という、かなり絶望的なところから物語は始まります。
興味を引いたのは地球外生命体の描写。この話の中盤から出てくる地球外生命体(エリディアン)は、ヒト型でもタコ型でもなく、岩でできたクモのような「無機生物」である。エリディアンには水銀の血液が流れ、 目がないので、音を発して周囲を感知する。だが不思議なことに知性は人類と非常に近く、「会話」をしながら地球人(主人公)と共同作業が行える。 知性ばかりか情緒面や文化面でも人類と近く、共感力が備わっている、人間味のある「無機生物」だ。 彼らは計算や機械的な作業は非常に正確にこなすことができるため、逆に電気、電子工学やコンピュータの技術を持たない。 そのような技術を持たなくても宇宙船を設計製造し、同じように寒冷化を解決するために宇宙の旅に出てこられた。
主人公(地球人)と情緒的、知的に似通い、音を通して交流できたのが奇跡的である。 雰囲気的には映画「メッセージ」の黒いスルメエイリアンのような温かい知性を持っている。 我々が地球外生命体に遭遇する日が来るのかわからないが、こういういいヤツと出会いたいものですね。 しかし、彼らにとって我々はいいヤツなのかも自問しないと行けないでしょう。
2023年7月30日 記
いんでっくすへ